薬を分割するときの注意
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みなさん、はじめまして♪うさパラの薬剤師、「ケミスト黒岩」です。
うさパラを普段からご利用いただいているみなさんに、
どうしてもお伝えしておきたい大切な内容があります。
お伝えしたい内容、それはずばり
「ペットにお薬を与える際に注意すること」です。
ご存知(ぞんじ)の方もいるかと思いますが、動物用の薬は現在、正式名称を「動物用医薬品」とし、農林水産省で承認・審査されています。(ちなみにヒト用は、厚生労働省)
とはいえ、獣医師による実際の動物の治療は、この「動物用医薬品」に留(とど)まらず、
ヒト用の薬も多数使用されているのが現状です。専門家によって適切に処方されていれば、これらの使用において何ら問題はありません。
しかし、動物とヒトでは、身体の大きさが違うため、その処方量が異なり、
「ヒト用は1錠でぴったりだけれど、動物用としては1錠では多すぎる。」といった場面が多くみられます。
そして、そのような際、よくおこなわれているのが、
うさパラでも取り扱っているピルカッターやスプーンの裏などを使って、錠剤を割ったり、粉砕して粉にしたりして再計量する方法です。
ここで、薬剤師・ケミスト黒岩からお願いがあります。
上記のように、錠剤を割ったり、粉砕したりすると、微量ではありますが、薬の成分が手に付着します。
そして、この成分がふとした瞬間に目や口に入る可能性があります。
投薬者(飼い主さん)にとって不要な薬の成分を体内に入れるべきではないので、
割ったり粉砕したりした錠剤を動物へ与えた後は、必ず速やかに手を洗うようにしてください。
特に抗生物質やホルモン製剤においては、
必要に応じて手袋やマスクをするのが安全です。
また、妊婦さんはもちろん、妊娠する可能性のあるご婦人の方が、
ヒト用、動物用問わず、薬を扱うことはなるべく避けましょう。
また、赤ちゃんのいるご家庭では、赤ちゃんが誤飲しないように気を配るとともに、
薬を扱う際は必ず赤ちゃんから離れた場所でおこないましょう。
これらは家庭だけのお話ではありません。
実際、薬局の現場においても、錠剤を割ったり粉砕したりする前には必ず手をよく洗い、アルコール消毒をしています。
また、粉になって舞った成分を吸い込まないようマスクをすると共に、作業が終わった後はすぐに手洗いすることを徹底しています。
なお、うさパラでは、取り扱いに特に注意が必要な薬は、
商品ページの「オーナーの方の注意事項」の項目で説明していますので、こちらもぜひご確認をお願いいたします。
安全な薬の取り扱いにご協力ください。うさパラの薬剤師・ケミスト黒岩からのお願いでした。
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