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うさパラで知ろう!致死率100%の恐ろしい『狂犬病』について!

公開日: : , 犬の健康

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

皆さんこんにちは、うさパラです。

四月に入り、そろそろワンちゃんがいるご家庭には、

各地域の保健所から狂犬病予防接種のお知らせが届いた頃でしょうか。

 

狂犬病予防法により、飼い主様には生後90日を経過したワンちゃんに

狂犬病予防接種を受けさせる義務があります。

 

 

狂犬病は犬だけでなく、人を含むすべての哺乳類に感染する病気です。

さらに、発症後の有効な治療法はなく、致死率はほぼ100%。

世界では毎年約5万人の死者が出ています。

 

なお、日本では狂犬病の媒介動物は犬とされていますが、

世界では猫やコウモリ、キツネ、アライグマなど、様々な動物が報告されています。

ただし、人から人には基本的に伝染することはありません。

 

感染した動物に噛まれたり、傷口や目、唇などの粘膜を舐められた場合に

感染する危険性が高いとされています。

 

そのため、野生の動物に噛まれたり、

引っ掻かれたり、傷口を舐められたりした場合には、

傷口を洗い、できるだけ早く病院へ行って予防接種を受けるようにしてください。

感染後に連続してワクチンを接種することで、発症を防ぐことができます。

 

日本では半世紀にわたり海外からの輸入症例以外で国内での発症例はありませんが、

狂犬病は日本を含む一部の国々を除いて、全世界に分布しています。

 

つまり、海外ではほとんどの国で感染する可能性のある病気で、

過去には海外で野生動物に噛まれ、

日本へ帰国後に狂犬病を発症して死亡した方もいます。

 

同じくアジアに位置し、長らく狂犬病の発症例がなかった台湾でも、

2013年に突如発生しており、日本も決して他人事ではありません。

 

なお、日本では国内で狂犬病が発生した場合、発生地域の飼い犬に対して、

けい留(繋いで飼うこと)の命令等が出されます。

その他、狂犬病のまん延を防止するための犬の一斉検診や狂犬病予防注射、

犬の移動の制限、交通の遮断等の措置が必要に応じて講じられます。

 

厚生労働省より参照

 

狂犬病の症状として、強い不安感や一時的な錯乱、

水を見ると首(頚部)の筋肉がけいれんする(恐水症)、

冷たい風でも同様にけいれんする(恐風症)、高熱、麻痺、運動失調、

全身けいれんが挙げられ、

その後、呼吸障害等の症状によって死亡するといわれています。

 

繰り返しとなりますが、感染後早い段階で連続してワクチンを接種すれば助かりますが、

一旦発症すれば効果的な治療法はありません。致死率はほぼ100%です。

 

今後もこの恐ろしい国狂犬病を国内で発生させないためには

一人一人が狂犬病に関して正しい知識を持ち、

飼い犬の登録と予防注射を確実に行うことが大切なことを知っておきましょう。

 

また、ワンちゃんが病気療養中などで予防接種が難しい場合は、

獣医さんの判断で時期を遅らせたり、その年度の予防接種を免除することも可能です。

そのため、ワンちゃんの調子が悪い時は必ず注射の前に獣医さんに

相談するようにしてくださいね。

 

狂犬病については、詳しい情報が厚労省でも公開されています。

ぜひこの機会に、狂犬病について、正しい知識を身に着けていただければと思います。

 

厚労省 狂犬病に関するQ&Aについて

 

以上、うさパラから狂犬病予防接種の大切さについてのブログでした!

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